ソ連初の原子力潜水艦による挑戦が、人類滅亡の危機を招く!
1962年7月、東西冷戦での米ソ軍拡競争は激しさを増していた。ソ連は、アメリカの原子力潜水艦が自国に先んじて北極点に到達、裏庭である北極にアメリカの脅威が迫り危機感を募らせていた。そんな状況を打開するべく、ソ連初の原子力潜水艦「K-3 レニンスキー・コムソモール」をいち早く北極圏に進出する作戦を開始させる。しかし、K-3はテスト中で無謀な作戦といえるものだった。熟練の艦長ジフツォフや放射線技師ヴェラはじめクルーたちはソ連初の北極点への到達と艦を浮上する偉業を目標に、技術的に不安定な艦での任務に挑む。だが、その任務は北極圏で航行するアメリカの原潜シーウルフとの接触の危機もはらんでいた。一歩間違えれば核戦争への引き金となりかねない緊迫の事態。はたして任務を達成することはできるのか?!
