12月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
1967年、南ベトナム・サイゴン近郊のクチ。バイ隊長率いる21人の南ベトナム解放民族戦線のゲリラ部隊は、複雑に張り巡らされた地下トンネルを拠点に米軍と戦っていた。ある日、米軍に追われる戦略情報部隊を護衛する任務によって無線通信を探知され、彼らの潜伏場所は米軍の最重要標的となってしまう。地上を圧倒的な戦力で包囲した米軍は、大地を焼き尽くす火炎攻撃、川から大量の水を汲み上げてトンネル内へ流し込む水攻め、閉ざされた空間を充満させる催涙ガスの投入、さらには“トンネル・ラッツ”と呼ばれるトンネル内に潜入する専門部隊による執拗な掃討作戦を展開。若き女性副隊長フーンらは地下に身を潜め、決死の抵抗を続ける。そんななか、フーンは部隊への参加を望む謎めいた男ダップに惹かれていく。しかし、彼が隠していた過去を知り、裏切り者ではないかという疑念に揺れる。一方、18歳の女性ゲリラ、コーは、極限状態の中、顔さえ見えない男性ゲリラとの間に子供を宿してしまう。女性兵士にとって重大な規律違反となる事実を誰にも打ち明けられず、コーは苦悩を深めていく。米軍の包囲が刻一刻と狭まるなか、それぞれの秘密と葛藤を抱えた彼女たちは、仲間への想いと祖国への使命を胸に、出口の見えない暗闇の中で戦い続ける。
